2012/01/02(月) 23:48
映画「連合艦隊司令長官・山本五十六」を見る。
山本長官は、日本か米国との戦争への道を突き進んで行く中で、命がけで反対した。
国論が開戦に決するや、山本長官は、米国の太平洋の最も重要な軍事基地があったハワイの真珠湾を攻撃し成功した。
それは戦争を一刻も早く終わらせるために、山本長官が生み出した苦渋に満ちた作戦だった。
しかし、日米の国力の差は著しく、開戦一年半後に山本長官は敵機の攻撃で非業の最期を遂げ、日本は悲劇的な敗戦を迎える。
山本長官が映画の中で好戦的な若い新聞記者に「物事を判断するには、よく見る、よく聞く、よく考えることが大切だ!」と諭すシーンがある。
長官は日米の国力の差や日独伊・三国同盟の危うさを熟知していた視野の広い国際感覚の持ち主だった。
長官は「兵を養うは平和を守るためにある」と戦争の犠牲を国民強いることを最期まで危惧した。
長官は、先見性、決断力、責任感、不屈の信念、温かい情の人だった。
まさに、未曽有の国難を迎えている日本に求められている、真のリーダー像を山本長官に見た。