2018/06/05(火) 22:36
今日は、朝から内閣第一部会に出席しました(写真)。
議題は、海の日を7月20日に固定するか否かです。
海の日は、明治9年(1876年)に明治天皇が東北巡幸の際に汽船の明治丸で青森から函館を経て横浜に戻った7月20日を由来としています。
平成7年(1995年)に1,000万人以上の署名を集め、2,000以上の自治体の意見書を集めるという36年に及ぶ国民運動の結果、祝日となりました。
しかし、そのわずか8年後の平成15年(2003年)にハッピーマンデー制度により、7月20日から7月の第3月曜日が海の日と変わりました。
今日の部会には、日本船主協会など海運・海事関係団体と日本旅行業協会などの観光関連団体の皆さんが意見を述べに参加してくださいました。
それぞれの団体の意見を伺った後、議員間で議論を行いました。
私からは、祝日にはそれぞれ由来があり、海の日の由来を想い、海を思う一日とすべきで、7月20日に固定化すべきと述べました(写真上)。
連休が減ると観光業には大きな損失があるという観光業界の皆さんのご意見も受け止めなくてはいけませんが、連休は有給休暇の取得をしやすくすることで実現するのが望ましいでしょう。
そもそも海の日の固定化により祝日が減るわけではありません。例えば、今年のように7月20日が金曜日なら3連休ですし、仮に7月20日が火曜日なら月曜日を有給休暇にすれば4連休になります。
日本の有給休暇は20日ありますが、その取得率は50%以下です。これを欧米のように100%の取得率に近づけていくことを働き方改革で実現していかなくてはいけません。
日本の祝日は16日で、先進国で最多です。休日を祝日に頼っている面があり、国民全体が休みになることで観光のピークは集中します。
休日が欧米のように有給休暇の取得で実現すれば、観光のピークも分散し、1年を通じての観光業の回転率は上がり収入は大きくなるはずです。
海運・海事業界と観光業界との対立ではなく、より良い形での結論が得られるように知恵を出していければと思います。
午前中は、総務委員会に出席しました。
午後は、日本会議 国会議員懇談会 総会に出席し、有識者から憲法改正についてのお話を伺いました。
夜は、江戸川区有志と意見交換を行いました。