2018/08/01(水) 23:35
今日から8月です。少し収まっていた暑さがまた戻ってきました。全国的に猛暑となり、熱中症による死者も出ることとなってしまいました。
今日は、江戸川区神社総代会常任役員会で皆さんに国政報告を兼ねお話をさせていただきました(写真)。
国政報告をさせていただいた後は、神社の活動だけではなく、それぞれに地域の要として活動なさっている皆さんと幅広いテーマで意見交換をさせていただきました。
昨日、東京都の小池都知事が豊洲市場に対し、安全宣言を出しました。
今年の10月11日の豊洲市場会場を前に、遅ればせながらの安全宣言です。
結局、この2年間は何だったのでしょうか。
当初2016年10月に開場予定だった豊洲市場をその年の8月に都知事になった小池都知事が開場を延期しました。
土壌から基準値以上の化学物質が出たことが一因ではありましたが、安全のうえにも安全を重ねた対策により、科学的に安全性が確認されてからも、豊洲市場開場は小池都知事の決断の遅れに振り回されました。
「築地は守る、豊洲は活かす」との方針を小池都知事が示したのは、昨年6月都議会議員選挙の直前でした。
この結果、築地につくられるはずの環状2号線はオリンピックに間に合わず、選手の移動をその他の移動と分け交通渋滞を避けるという当初の計画はとん挫したといえます。
リオ五輪でも大きな課題となった交通渋滞解決はどうするのでしょうか。
豊洲市場をどうするのかが不透明になり続けた結果、目玉施設である千客万来施設の着工はオリンピック後になりました。
度重なる小池都知事の方針転換に運営事業者の方の不信を招いた結果であり、豊洲をどうするのかも不安なものとなってしまいました。
一方で、石原慎太郎元都知事や当時の都幹部の責任追及をすることに躍起なり、小池劇場を展開しましたが、結果として何の問題も出てきませんでした。
豊洲市場は10月に開場します。科学的に万全の安全が証明され、関係者の安心を得ながらの開場です。風評被害を払しょくし前に進まなくてはいけません。
そして、小池都知事の劇場型政治にこれ以上振り回されないためにも、私たちは冷静な目で都政を見定め続けていかなくてはいけません。